【ATOTO X10G141E-R3 14.1インチ】日産セレナC27(のOEMスズキランディ 2018年式)純正ステアリングリモコンのボリュームアップダウンが片方しか学習できない問題 解決策
先日、日産セレナC27(のOEMであるスズキランディ 2018年式)に14.1インチの大型カーナビを2DINスペースに1DINで取り付けました。
そこで、困りごとが。
純正ステアリングリモコンの各ボタンをATOTOカーナビに学習させることができるんですが、
ボリュームアップとダウンの片方しか学習できない問題発生。
そもそも、外部で読み取れるステアリングリモコンボタンは?
日産セレナC27(のOEMであるスズキランディ 2018年式)のステアリングリモコンで外部で読み取れるボタンは、音声のボリュームアップとダウン、曲の送りと戻りの4ボタンになります。

ATOTO側ステアリングリモコンの配線割り当て、配線色は?
まず、ATOTOカーナビ側のステアリングリモコン配線からですが、2本でてます。
名前が、Steering Wheel Key(+) と Steering Wheel Key#(+) です。わかりづらい(笑)
どうやらこの2本もしくは1本を使用してステアリングスイッチの判別を行う模様。
どちらも「正のワイヤー」というのが肝。あれ、これ用にグランド線はないの?と。

Steering Wheel Key(+)が、オレンジ線。
Steering Wheel Key#(+)が、茶/黒 線です。

で、実は Steering Wheel Key(+) と書いてある裏をめくると、日本語で ステアリングスイッチ①(+) と記載があります。表裏で名前変えないでほしい、

Steering Wheel Key#(+) の裏にも、ステアリングスイッチ②(+) の文字が。

なのでまとめると ATOTO側からは
Steering Wheel Key(+) = ステアリングスイッチ①(+) = オレンジ線
Steering Wheel Key#(+) = ステアリングスイッチ②(+) = 茶/黒 線
が出ています。
ステアリングスイッチ側からグランド線は出てないんだろうか。と気になりますよね、
出てます(笑)
なので、ATOTO側のグランド線 = Chassis Ground(-) = 黒線 1本だと、車両からのグランド線だけで埋まってしまうので、増やす必要があります。
ということで、下のような二股に分かれるハーネスをつくって

ステアリングスイッチのグランド線である STEERING SW-GND = 茶/黒線 と カーナビ用の GND線 = 黒線 を2股側に差し、その先の1本をATOTO側の ATOTO側のグランド線 = Chassis Ground(-) = 黒線 に接続しました。

これでステアリングスイッチのSteering Wheel Key(+) = ステアリングスイッチ①(+) = オレンジ線 Steering Wheel Key#(+) = ステアリングスイッチ②(+) = 茶/黒 線 と ATOTO側のグランド線 = Chassis Ground(-) = 黒線の間で閉回路ができ、ステアリングスイッチの判別ができそうです。
中間ハーネスのステアリングリモコンの配線割り当て、配線色は?
ATOTO側の配線は、ギボシ端子です。車両側の配線は、20ピンの白コネクタになっています。
そのため、中間ハーネスが必要になります。線1, 2本接続するぐらいなら作ってもいいですが、10本ぐらいあるのを作るのはさすがに怠いので、検索してみると
セレナC27はこの中間ハーネスが、エーモンさん2,000円ぐらいで売ってます。助かる。即購入。
でこちらの配線は、以下のようになってます。
ステアリングスイッチ1 = 茶/黄色
ステアリングスイッチ2 = 茶/白色
ステアリングスイッチGND = 茶/黒色

端子配列は、コネクタ爪がある方を上段として
一番端が電源線のGND線 = 黒色 = 太め線 で、
そこから
上段3番目が ステアリングスイッチ2 = 茶/白色
上段4番目が、ステアリングスイッチGND = 茶/黒色
下段4番目が、ステアリングスイッチ1 = 茶/黄色
です。


車両側のステアリングリモコンの配線割り当て、配線色は?
実際、車両側と接続されて使用する線は、
上段3番目 ステアリングスイッチ2 = 茶/白色
上段4番目 ステアリングスイッチGND = 茶/黒色
です。
車両側のコネクタ先の配線色は奥にあったため、未確認。
下段4番目 ステアリングスイッチ1 = 茶/黄色 は使いません。
普通1を使うと思っちゃうよね。セレナC28だとボタン増えてるし、1使うんだろうか。
そのまま接続だと ボリュームアップダウン片方だけしか学習できず
上の配線のまま、カーナビを接続して起動させ、ステアリングスイッチ学習をやってみると
ボリュームのアップかダウン、片方しか学習できません!!
アップとダウンを区別して学習できない。
なんてこった。
なぜ片方しか学習できないのか
アップダウンを区別できないのか
ステアリングスイッチの仕組みを全くしらなかったので、ネットで検索したりAIにきいてみたところ以下のような回路になってそうか。
下の写真はあくまで回路図参考で、数値は正確ではありません。

+Vccは、ATOTO内部電源。
RpuもATOTO内のプルアップ抵抗(1kΩ~4.7kΩ~10kΩ程度が一般的だとか)。
そこから右はカーナビ配線として外部に出て、ステアリングスイッチ内部のそれぞれボタンの抵抗(ボリュームアップXXΩ、ダウンYYΩなど)を通って外部にステアリングスイッチGND線としてでて、ATOTOのGND線に接続される。
ボタンが押されると、それぞれのボタンに応じた固有の抵抗 を介して GNDへ回路が閉じて、ナビ内部のADC(アナログ・デジタル・コンバータ)が、分圧された点の電圧V”を読み取ると仮定。
![]()
で、動画を見返すと、ボリュームアップは学習できて、ダウンは学習できていない
仮に
![]()
Volume DOWN (12 Ω) 押下時:
![]()
Volume UP (60 Ω) 押下時:
![]()
となります。
もしかするとボリュームダウン(低抵抗側)0.027VがGND電圧に近い値 ナビ側で設定されている異常電圧下限値を下回っていると判断(ショートと判断など)されている可能性。
抵抗追加トライ カーナビとスイッチ間に可変抵抗を入れてみる!
ということで、ボリュームダウン時の抵抗値を上にずらすために、カーナビとスイッチ間に抵抗値をいれてみることにしました。
使用したのはこちら 抵抗値を可変可能な抵抗
トリマポテンショメーター 10kΩ LTP3296W-1-103
マルツなら単品で安く買えます。100円しません。

急ぎで楽に買うならAmazonで
Amazon 多回転トリマポテンショ 10kΩ LTP3296W-1-103
こいつを
ATOTO側のSteering Wheel Key#(+) = ステアリングスイッチ②(+) = 茶/黒 線
と
中間ハーネスのステアリングスイッチ2 = 茶/白色 線
の間にワニ口クリップやらでは挟んでいれて、小さい値から少しずつ値をあげてボリュームダウンを認識できる値を探しました。
結果 100~200Ωを入れれば良い!(私の場合は)
100Ω = 0.1kΩずつあげてみたところ、すぐに200Ωで = 0.2kΩで ボリュームダウンを認識できることが判明!!ただしそれを超えて300Ω = 0.3kΩだとだめでした。50Ω = 0.05kΩもだめ。
GND電圧に近い値 ナビ側で設定されている異常電圧下限値を下回っていると判断(ショートと判断など)されている を回避するだけなら100Ω = 0.1kΩ以上で問題ないはずですが、300Ω = 0.3kΩもだめとなると、すでに割り当て済みの別ボタンなのかまた別の有効域の上限を超えてしまって無効になってるのか。
とりあえず100~200Ωでいけることがわかったので、それ以上でダメな理由は深追いしないことにしました(笑)
ということで、またマルツへいき、安い抵抗をさがし、
カーボン抵抗よりかは温度変化に強い金属皮膜抵抗を何個か買いました。
これも100円しません。
あとは100Ω抵抗(車内での温度変化を考慮すると温度上昇時のほうが頻度は多いでしょう、温度上昇時は抵抗値が上昇する ので低めの値を選定)
を電線の途中にはんだ付けで入れた中間ハーネス、もちろん端はギボシ端子を作成して

配線接続!
カーナビ装着後、問題なく全部のステアリングスイッチ使用できました。
めでたしめでたし。