iPhoneに入ってたアプリを一覧復元する方法|バックアップからアイコン付きで210件

iPhoneを初期化したあと、あるいは機種変更のあと、一番地味につらいのがアプリの入れ直しです。これが本当にしんどい。。。

「何が入ってたっけ」と記憶を絞り出しながらApp Storeを検索する。思い出せないものは放置される。そして必要になった瞬間に「あ、あのアプリ入れてない」と気づく。

特にまずいのが銀行・証券・保険のアプリです。使う日まで、無いことに気づけません。

私はiPhoneの復元に10回失敗して新規セットアップする羽目になり、記憶を頼りに入れ直してました。
途中でふと思いついて調べたら、バックアップの中に「入ってたアプリの完全なリスト」が残ってました。

結果、210件。アイコン付き・App Storeリンク付きのチェックリストにできました!!

検証した環境

iPhone 16 Pro(128GB) / iOS 26.5.2 → 26.6 にiTunesで更新

Windows 11 / iTunes 12.13.10.3


バックアップには「アプリの名簿」が入ってる

iPhoneのバックアップフォルダには Info.plist というファイルがあります。この中に、インストールされてた全アプリの情報が保存されてます。

しかもバンドルID(アプリの識別子)だけではありません。

  • 日本語のアプリ名
  • 開発元
  • ジャンル
  • App StoreのアプリID
  • アプリのアイコン画像そのもの

つまり、一覧を作るのに必要なものが全部揃ってます。

どのキーに何が入っているか

「AIに頼む」で終わらせず、中身の在り処も書いておきます。ここを知っていれば、使う道具を選びません。

plistは「キー(名札)」と「値」がペアで並んだ形式のファイルです。目当ての名札さえ分かれば、全部を読まなくても必要な情報に直接たどり着けます。
実際に自分のバックアップを開いて確認したのが以下です。

Info.plist
├─ Installed Applications  … バンドルIDの一覧(私の場合210件)
└─ Applications            … バンドルIDごとの詳細(210件)
     ├─ iTunesMetadata   … アプリ名・開発元・ジャンル・App Store ID
     ├─ PlaceholderIcon  … アイコンのPNG画像データ
     └─ ApplicationSINF  … ライセンス情報

アプリ名などが入っている iTunesMetadata の中身はこうなっています。

キー中身実例
itemNameアプリ名Polycam 3D Scans & Floor Plans
artistName開発元Polycam Inc.
genreジャンルPhoto & Video
itemIdApp Store ID1532482376

itemId が分かると https://apps.apple.com/app/id{itemId} の形でApp Storeのページに直接飛べます。一覧のリンクはこれで作れます。

なお Info.plist 本体はXML形式なのでメモ帳でも開けますが、アイコン画像が丸ごと埋め込まれているため私の場合9.5MBありました。
開くことはできても、人力で読み下すのは現実的ではありません。さらに iTunesMetadata の部分はXMLの中にバイナリ形式が入れ子になっているので、ここは変換が必要です。
AIに任せる価値があるのは主にこの工程ですね!

バックアップフォルダの場所や、中身の構造については記事①で詳しく説明してます。


実際にやったこと

生成されたアプリ一覧HTML。アイコンが並んでチェックボックスが付いてる
生成されたアプリ一覧HTML。アイコンが並んでチェックボックスが付いてる

私が入力したのは、これだけです。

:もしかしてどんなアプリ入ってたかもバックアップデータから抽出できる?

Claude CodeInfo.plist を読み、210件分のアプリ名・開発元・ジャンル・App Store ID・アイコン画像を取り出して、HTMLのチェックリストを生成しました。

できあがったものが、こうです。

  • アイコンが並ぶので、見た目で「これ入れてない」と気づける
  • アプリ名をタップするとApp Storeの該当ページが直接開く(210件すべてリンク付き)
  • チェックを付けると薄くなるので、消し込み作業ができる
  • 上部の検索窓でアプリ名・開発元・ジャンルで絞り込める
  • ジャンル別に並んでるので抜けに気づきやすい

ジャンル別の内訳を見て青ざめた

ジャンル件数
ファイナンス(銀行・証券・決済)36
旅行22
ユーティリティ22
ライフスタイル21
ショッピング18
仕事効率化15
フード&ドリンク14
写真/ビデオ12
ビジネス8
ナビゲーション7
エンターテインメント6
ヘルスケア/フィットネス6
(以下 ミュージック4、天気4、メディカル3、ニュース3…)

ファイナンスが36件。

記憶だけで復旧してたら、確実に何個か取りこぼしてました。
しかもこのジャンルは、取りこぼしに気づくのが一番遅い種類のアプリです。「振り込もうとしたらアプリが無い」「ポイントを使おうとしたら無い」となって初めて分かるんですよね。

旅行22件、フード&ドリンク14件あたりも同じです。クーポンやポイントが紐づいてるのに、存在自体を忘れてる。


iPhoneだけで作業が完結する

生成したHTMLをiCloud DriveやGoogle Driveに置いておけば、iPhoneのSafariから直接開けます。

そこからApp Storeに飛んで入れ直し、戻ってチェックを付ける。パソコンとiPhoneを行き来する必要がありません。

これが効きます。作業の性質が「思い出す」から「消し込む」に変わるからです。
終わりが見えるかどうかで、体感の負担がまったく違いますね。


機種変更のときにも使える

この方法、復元に失敗した人だけのものではありません。

  • 機種変更で新しいiPhoneに乗り換えたとき
  • iPhoneを初期化して整理したいとき
  • 今のiPhoneに何が入ってるか棚卸ししたいとき

いずれも同じ手順で一覧が作れます。バックアップさえ取ってあれば、過去の任意の時点のアプリ構成が分かるということでもあります。

「使ってないアプリを整理したいけど、何が入ってるか把握できてない」という人にも有効です。設定アプリから延々スクロールするより、一覧をジャンル別に眺めたほうが早い。


やり方

  1. バックアップフォルダの場所を確認する記事①に一覧があります)
  2. Claude Codeに頼む — 「iPhoneのバックアップに入ってたアプリの一覧を、アイコンとApp Storeのリンク付きでHTMLにして」
  3. できたHTMLをクラウドに置いてiPhoneから開く

私の場合、指示から完成まで5分程度でした。


注意点

アプリ本体は復元されません

これはあくまで一覧です。アプリ本体やその中のデータが戻るわけではありません。App Storeから入れ直す作業は必要です。

ただし、入れ直したあとにログインすればクラウド側からデータが戻るアプリは多いので、実質的にはこれで十分なケースがほとんどです。

Info.plistには個人情報も入っています

実際に開いて気づいたのですが、このファイルにはアプリ一覧と同じ場所に、IMEI(端末の製造番号)・電話番号・SIMのICCID・シリアル番号が平文で入っています。

AIに渡すにせよ、スクリーンショットをSNSに上げるにせよ、アプリ一覧の部分だけを切り出すか、該当箇所をマスクしてからにしてください。ファイルごと不用意に共有しないほうがいいです。

バックアップが必要です

当然ですが、バックアップを取ってないと使えません。まだiPhoneが手元で動いてるなら、今すぐバックアップを取ってください。 壊れてからでは遅いです。


まとめ

  • バックアップの Info.plist に、インストール済みアプリの完全なリストが残ってる
  • アプリ名・開発元・ジャンル・App Store ID・アイコン画像まで含まれる
  • AIに頼めばアイコン付き・リンク付きのチェックリストが5分で作れる
  • ファイナンス系アプリの取りこぼしが一番怖い。 私の場合36件あった
  • 復元失敗時だけでなく、機種変更や棚卸しにも使える

アプリの入れ直しに何日もかけてる人は、まずこれを作ってください。作業が一気に進みます。

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