Tenda AV1000 PLCアダプターで壁コンセント有線化、ジッターが39.39msから0.66msへ60分の1に改善した実測レビューのアイキャッチ画像
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ネット有線接続したいけど長ーい線引きたくない人に! Tenda AV1000「PLCアダプター」で、ゲーム時の通信安定!

競技性の高いFPSゲーム(私はレインボーシックスシージ)をやってると、ネット通信の速さや安定性はできるだけ良くしたいですよね?
そうすると、wifiで無線接続ではなく、有線LAN接続したくなるはず。
ただ、家の環境によっては、1階にネット回線機器あるが、他の部屋に有線LAN接続口がない! なんてことも。

有線LANポートのない2階にネット回線をもってこようとした時の悩み事

・1階から有線LANケーブルもってくると、生活動線に線があって邪魔すぎる、見た目悪い
・wifi無線接続は楽だけど、速度でない回線不安定
なんてことが。

解決策

そんな悩みを解決する商品があります。

Tenda AV1000 PLCアダプター 最大1000Mbps

Tenda AV1000 PLCアダプター(Amazon)

Tenda AV1000 PLCアダプターの本体外観

壁コンセントを使用して、ネット有線接続を確立する夢の商品です!!
配線工事も、壁の穴あけも不要!

え? 壁コンセントって100V電源もらうための口だからネット有線接続ってどゆこと?
ただのwifi中継器では? と思われるでしょう。

ちがうんです、壁コンセント内の配線を有線LANケーブルにしちゃうんです。

おそらくこう言われても なにそれ、状態ですよね 私もそうでした(笑)

PLCアダプターとは

PLCは「Power Line Communication(電力線通信)」の略。
一言でいうと、壁の中の電気配線をLANケーブルの代わりに使ってしまう技術です。

家じゅうのコンセントは、壁の中で電気配線としてつながっていますよね。PLCアダプターは、その「もともと家にある配線網」にネットのデータを流します。

電気とネットの信号は「波の速さ」が違うから同居できる

コンセントを流れる電気は、1秒間に50〜60回振動するゆっくりした波(50/60Hz)です。

一方、PLCアダプターはネットのデータを1秒間に数百万回以上振動する高速な波(高周波信号)に変換して、同じ電線に流します。

波の速さ(周波数)がまったく違うため、同じ電線の中を流れてもお互いに混ざりません。AMラジオとFMラジオが混線しないのと同じ理屈です。

PLCアダプターの仕組み:壁の中の電気配線に、電気(50/60Hzのゆっくりした波)とネットの信号(高周波の速い波)を周波数を分けて同居させる図解
PLCアダプターの仕組み(筆者作成)

流れを順番に書くと、こうなります。

  1. 親機が、ルーターから来たLAN信号を高周波信号に変換してコンセントへ流す
  2. 信号が壁の中の電気配線を通って、家じゅうのコンセントに届く
  3. 子機がその高周波信号だけを取り出して、LAN信号に戻してゲーム機・PCへ渡す

つまり、家を建てたときから壁の中にあった電線が、そのままLANケーブルとして働くわけです。配線工事も、壁の穴あけも不要。

使う前に知っておきたい注意点

  • 壁コンセントに直挿しが基本
    延長コードやタコ足タップを経由すると、信号が弱まったりノイズが乗ったりして速度が落ちます
  • 「最大1000Mbps」は理論値
    実際の速度は家の配線状況しだいで、それよりだいぶ下がります。それでもWi-Fiが不安定な環境なら「安定性」で勝ちやすいのがPLCの強み
  • 部屋同士の「電気の系統」で速度が変わる
    家の配線は分電盤から複数の系統に分かれていて、親機と子機が別系統だと遅くなったり繋がりにくかったりします。速度が出ないときは挿すコンセントを変えて試すのがコツ!
  • ノイズを出す家電のそばは苦手
    電子レンジ・ドライヤー・一部の充電器などが近くで動くと、速度が揺れることがあります

実際に使ってみた結果

①まずは普段の無線環境

環境
1階リビングにNURO光の光ファイバー線がでており、その線がsonyのwifiルーター(NSD-G1000TS)に接続。
そこから2階の部屋にあるPC(Geekom A8)にwifi 5G無線接続。

結果
ダウンロード 184.44Mbps/アップロード 283.62Mbps
Ping 14.20ms/ジッター 39.39ms

Wi-Fi 5GHz接続時のUSENスピードテスト結果。ジッター39.39ms

② Tenda AV1000 PLCアダプターを使った有線接続

環境
1階リビングにNURO光の光ファイバー線がでており、その線がsonyのwifiルーター(NSD-G1000TS)に接続。
wifiルーターから、PLCアダプターに付属してたしょぼそうな50cm程度の有線LANケーブルでリビング壁コンセントに差したPLCアダプターに接続。
1階リビング壁コンセントから2階のPC部屋壁コンセントへ、コンセント配線を介して接続。
2階のPC部屋壁コンセントに差したPLCアダプターから、付属しょぼそう50cm程度の有線LANケーブルでPC(Geekom A8)に接続。

※クリックで拡大できます

図にするとこういう構成です。

1階リビングのWi-FiルーターからPLC親機、壁の中の電気配線を通って2階PC部屋のPLC子機からゲーミングPCへ接続する家の断面イメージ図
②の接続構成イメージ(筆者作成)

結果
ダウンロード 61.98Mbps/アップロード 94.43Mbps
Ping 12.10msジッター 0.66ms

PLC有線接続時のUSENスピードテスト結果。ジッター0.66ms

結果まとめ

項目①Wi-Fi 5GHz無線②PLC有線変化
ダウンロード184.44Mbps61.98Mbps約1/3に低下
アップロード283.62Mbps94.43Mbps約1/3に低下
Ping14.20ms12.10ms微改善
ジッター39.39ms0.66ms約60分の1に激減!

速度の数字だけ見ると「Wi-Fiの勝ちじゃん」と思いますよね。

でも、ゲーム用途で注目してほしいのは表の一番下。
ジッターが39.39ms→0.66msと、約60分の1に激減しています。ここがこの商品の真価です。

ジッターとは「Pingのばらつき」のこと

Pingは通信の往復にかかる時間。ジッターはそのPingが毎回どれだけ揺らぐかです。

ジッター39msというのは、平均Pingが14msでも「ある瞬間は10ms、次の瞬間は50ms」のように到着タイミングがバラバラな状態。Wi-Fiは電波の干渉や他の機器との帯域の取り合いがあるので、どうしてもこの揺らぎが大きくなります。

ジッターが減るとゲームで何が良くなる?

  • 敵の動きが滑らかになる——サーバーからの位置情報が一定リズムで届くので、敵がワープしたりカクついたりする現象が減ります
  • 撃ち合いの判定が安定する——「当てたはずなのに当たってない」の原因の一つは、通信の揺らぎでラグ補正がブレること。到着タイミングが一定なら、自分の弾も敵の弾も判定が一貫します
  • 突然のラグスパイクが減る——クラッチの瞬間に限って画面が飛ぶ、あの絶望がなくなります

シージの場合、2016年に60Hzサーバー(1秒間に約60回更新・約16.7ms間隔)が導入され、大型アップデート「Siege X」後の現在も60Hz運用とされています。この更新間隔を前提にすると、ジッター39msは更新2回分を超える揺らぎで、敵の位置予測がズレる要因になります。0.66msなら更新間隔の20分の1以下——ほぼ理想的な安定度です。

「でも速度が62Mbpsに落ちてるけど大丈夫?」——大丈夫です。よく「FPSは100Mbps推奨」と言われますが、あれはゲームのダウンロードや配信まで含めた快適ラインなので。
実測ではフォートナイトで1時間あたり約40MB(平均に直すと0.1Mbps以下)、Apexでも1時間80〜220MB程度で、対戦プレイ自体の通信データ量はごくわずか。数Mbpsどころか、62Mbpsあれば桁違いの余裕です。速度が本当に必要なのはダウンロードや動画のときで、撃ち合いの勝敗を分けるのは速度ではなく安定性(PingとJitter)です。

まとめると——大容量ダウンロードの速さならWi-Fi、ゲームの安定ならPLC有線
競技FPSをやるなら、この一台で撃ち合いの土俵が変わります。

今回使った商品

改めて、今回レビューしたのはこちら。ジッター0.66msを叩き出した本体です。

🔌 Tenda AV1000 PLCアダプター(親機・子機セット/最大1000Mbps)|壁コンセントが2つあれば配線工事不要で有線化。ゲームの安定重視ならこれ。

別の選択肢:TP-Linkの定番2モデル

ネットワーク機器大手のTP-LinkにもPLCの定番があります。用途で選び分けるならこう。

🔌 TP-Link TL-PA4010 KIT(AV600・2台セット)|とにかく安くPLCを試したい人向けの入門機。LANポートが100Mbpsなので速度の上限は控えめですが、「ジッターが安定する」という本質は同じです。

🔌 TP-Link TL-WPA4220 KIT(Wi-Fi中継機能付き)|子機がWi-Fiアクセスポイントにもなるモデル。2階でPCは有線+スマホ用のWi-Fiも飛ばしたい、という欲張りな人はこれ。

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