メルカリで中古SSDは危険?22,000円で買ったSanDisk Extremeを検品4ステップで徹底チェックしてみた!!
10年使った外付けHDDの寿命が不安になり、SSDへの買い替えを決意(その顛末は前編:10年物HDDをCrystalDiskInfoで健康診断してみたをどうぞ)。
ところが、いざポータブルSSDを探し始めたら、2026年のSSD市場は記録的な高騰の真っ只中。。たっけーーー
そこで出した答えが「メルカリで中古SSDを買う」でした(笑)
この記事では、失敗しない中古SSD出品の選び方と、
届いてから新品同様かを見極める検品4ステップ(照合→速度→全領域→温度)を、実際に22,000円で買ったSanDisk Extremeの実測データ付きで解説!
使うソフトはすべて無料ですよ。
2026年夏、2TBの新品よさげSSDは2万で買えないw
AIデータセンター向けの需要でNANDメモリの供給が逼迫していて、私が実際に見た価格はこんな感じ。当初2TBで探してた。
- SanDisk Extreme ポータブルSSD V2 2TB(SDSSDE61)
定価約3万5千円 → 78,000円(1年で約2.2倍!) - 安めだとシリコンパワー 外付けSSD 2TB:39,780円(1年前は1万7千円程度だった、、)
- 予算2万円で買える2TB新品SSD:ない!!
業界アナリストの見立てだと、供給を増やせる新工場の稼働が早くて2027年後半で、価格の本格的な正常化は2028年頃らしいよ。
「少し待てば安くなる」が通用しない、、、腰を据えた高騰。。
ちなみにHDDはこの高騰の影響はまだそこまで受けておらず(とはいえ高くなってはいるのと、こっちもさらに値上げくるとの噂をXで最近みましたw)、2TBは2万円ぐらい。「速さが要らないならHDD、どうしてもSSDなら覚悟して払う」という嫌な二択の時代になってきてる。
そこで第三の選択肢:メルカリで中古SSDを22,000円で買う
そこで中古市場。
メルカリでSanDisk Extreme ポータブルSSD 1TB(SDSSDE60)を22,000円で購入できちゃった。わりとこの価格帯でぽこぽこ出品されてます。
1世代前のモデル(公称最大550MB/s)ですが、新品の高騰価格を考えれば十分納得できる水準!
出品選びのコツ:SMART情報を開示している出品者から買う!
この出品を選んだ決め手は、出品者がCrystalDiskInfoのスクリーンショットを載せていたこと!使用時間579時間・総書き込み量約1.4TB・健康状態100%と、状態を数字で開示している出品は信頼度が段違い。
逆に言うと、中古ストレージを買うなら「SMART情報を開示している出品者から買う」が鉄則ですね。コメントで情報開示を頼んでみると良いです。
まとめると、出品選びのチェックポイントはこの3つ。
- CrystalDiskInfo等のSMART情報のスクショがあるか(なければコメントで依頼。渋る出品者はダメ)
- 使用時間と総書き込み量が少ないか(SSDの寿命は書き込み量で決まります。目安:総書き込み数TB以下なら新品同様)
- 相場より安すぎないか(高騰時代に極端な激安は容量偽装や粗悪品のサイン)




おそらく良品を勝ち得たと思ってますが中古ストレージには「すり替え」「容量偽装」「隠れ劣化」のリスクがあるのも事実。
というわけでここからが本題、届いた中古SSDを新品同様と信じていいか検証する「検品フルコース」を!
中古SSDの検品フルコース(4ステップ)
ステップ1:CrystalDiskInfoで出品情報と照合する
まず届いた個体を無料ソフトCrystalDiskInfoで確認し、出品ページの情報と突き合わせます。

シリアル・使用時間・総書き込み量が出品情報と一致!
| 項目 | 出品時の記載 | 届いた個体 | 判定 |
|---|---|---|---|
| シリアルナンバー | 210304800517 | 210304800517 | ✅ 同一個体 |
| 使用時間 | 579時間 | 579時間 | ✅ |
| 総書き込み量 | 約1.4TB | 1,414GB | ✅ 出品後に使われていない |
| 電源投入回数 | 393回 | 394回 | ✅ +1は自分が接続した分 |
シリアルナンバーの一致で「写真と同じ個体が届いた」ことが、総書き込み量の一致で「出品後に酷使されていない」ことが確認できます。
電源投入回数が1回だけ増えているのは自分が今つないだ分で、むしろ整合性の証明になっています。
加えて「不良ブロック増加数」「書き込み失敗回数」「訂正不可能エラー数」がすべて0であることも確認。ここが0でない中古SSDは避けたほうが無難。
ステップ2:CrystalDiskMarkで公称速度が出るか確認する

結果は連続読み出し561MB/s・書き込み533MB/s。読み出しは公称最大550MB/sをむしろ上回る結果に。
実は速度測定は偽物検出としても優秀で、容量偽装品や粗悪品はまずカタログ通りの速度が出ません。公称値がきちんと出る=中身が本物である有力な証拠です。
ステップ3:H2testwで全領域を検証する(容量偽装の最終チェック)
仕上げはH2testwというフリーソフトによる全領域テストです。
ドライブの空き領域全部にテストデータを書き込み、それを全部読み出して1ビットも化けていないか照合します。これで何がわかるかというと──
- 容量偽装の検出
中身は64GBなのに1TBと認識させる詐欺品が実在します。少量の読み書きは正常に動くため、通常のベンチマークでは見抜けません - 潜在不良領域の検出
普段使いでは触らない領域に問題が隠れていないかの最終確認 - 持続速度の測定
ベンチマークの短距離走ではなく、1TB書きっぱなしの「長距離走の実力」がわかります

使い方は簡単で、起動→「English」を選択→「Select target」で対象ドライブを選択→「all available space」のまま「Write + Verify」をクリックするだけ。1TBで書き込み+照合あわせて1時間半ほどかかるので、食事や入浴の前に仕掛けるのがおすすめ(途中でPCがスリープしないよう電源設定だけ注意)。

面白かったのは書き込み速度の推移。
954GBをノンストップで書き続けても、最初から最後までほぼ300MB/s以上をキープ。
安価なSSDだと数百GB書いたあたりでキャッシュが尽きて50〜100MB/sまで失速する製品も多いなか、これは優秀でした。さすがSandiskといったところか。
大容量データの引っ越しやバックアップ用途では、カタログの最大速度よりこの「持続速度」のほうがずっと重要とのこと。

結果は「Test finished without errors」。954GB全域の書き込み・読み出しが完全一致し、容量偽装なし・不良領域なしが証明されました。
平均書き込み300MB/s・平均読み出し404MB/sという持続速度の実測値も取れて一石二鳥。
テスト後にドライブへ残る「.h2w」ファイルは削除すればOKです。
ステップ4:温度チェック(もし放射温度計があればw)
H2testw実行中はSSDにとって最大級の負荷なので、ついでに発熱もチェックしました。(普通しないと思うけどw)
放射温度計(Fluke 59 mini)で筐体表面を測ると、フル負荷1時間経過時点で最高64℃。

Fluke 59 mini 放射温度計(国内正規品)|今回の温度実測に使用。PC周りの発熱チェックに1台あると役に立つ!
SMART上の内部温度は最高75℃を記録していました。

数字だけ見ると熱そうですが、注目すべきはこの温度でも速度が一切落ちなかったこと!
SSDは熱が限界に達すると保護機能(サーマルスロットリング)で強制減速するが、SMARTの「温度スロットルステータス」は0のまま=一度も発動せずに954GBを走り切りました。
日常のバックアップ程度でここまで熱くなることはないので、実用上の心配はなしと判断しました。
検品結果:手持ちHDDとの実測対決
検品を全部クリアしたところで、手持ちの10年物HDD・8年物HDD(前編で健康診断した2台)と実測値を並べます。
| 実測値 | 2016年物 I-O DATA 2TB | 2018年物 東芝 1TB | 中古SanDisk Extreme SSD 1TB |
|---|---|---|---|
| 連続読み出し | 73 MB/s | 102 MB/s | 561 MB/s |
| 連続書き込み | 78 MB/s | 101 MB/s | 533 MB/s |
| ランダム読み出し(4K Q32) | 0.49 MB/s | 1.00 MB/s | 253 MB/s |
| 954GB連続書き込みの持続速度 | — | — | 300 MB/s |
連続アクセスで約7倍、そしてランダムアクセスは250〜500倍。iPhoneバックアップのような「小さいファイルを何万個も」の処理では、このランダムアクセスの差を相当感じるはず!!
23分かかっていたバックアップの同期が数分で終わる計算です。
容量選びの落とし穴:使用量を先に確認!
1つ注意点を。1TBのSSDの実質容量は約931GBです。私の場合、移行元HDDの使用量は約950GB。そのままでは入りきりません(笑)。
実使用量を確認し、「今の使用量+今後の増加分」が収まる容量を選ぶか、引っ越し前に不要データを断捨離ですね。私は断捨離です。
よくある質問(FAQ)
Q. 中古のSSDって買っても大丈夫なんすか?
A. 「SMART情報を開示している出品者から買う」「届いたら本記事の4ステップ(照合→速度→全領域→温度はまぁやれればw)で検品する」を守れば、リスクはかなり下げられるかと。
SSDの寿命は書き込み量で決まりますが、今回の個体は総書き込み1.4TB=耐久目安の1%未満で、実質新品同様でした。
SMART非開示・格安すぎる出品は避けるのが無難!!
Q. 検品で不合格だったら?
A. 出品情報とSMARTが食い違う(すり替え)、H2testwでエラーが出る(容量偽装・不良)といった場合は、スクリーンショットを証拠にメルカリ事務局へ「商品説明と異なる」と申請ですね。受取評価の前に検品するのが鉄則。
Q. SSDにも寿命あるよね?
A. もちある。SSDは書き込み回数に上限がありますが、個人のバックアップ用途で上限に達することはまずない。ただしHDDと違って前兆なく突然読めなくなることがあるため、どちらにせよ「大事なデータは2か所以上に保存」が基本ですね。
私も旧HDD2台は処分せず、2つ目のコピー置き場として使い続けます。
まとめ
- 2026年のSSDは高騰中(正常化は2028年頃の見通し)。新品にこだわらないならSMART開示ありの中古が現実解!
- 出品選びは「SMART開示・書き込み量少なめ・安すぎない」の3条件
- 届いたら照合→速度→全領域の最低限3ステップ検品。使うソフトは全部無料、受取評価の前に!
- 今回の個体は全項目クリア。実質新品同様の性能を22,000円で確保できた
- SSDの実力はランダムアクセスと持続速度に出る。実測でHDDの250倍超だった
そもそもの発端、10年物HDDの健康診断はこちら 👉 10年使った外付けHDDの寿命をCrystalDiskInfoで健康診断してみた
今回使ったもの
- CrystalDiskInfo / CrystalDiskMark / H2testw:すべて無料
- Fluke 59 mini 放射温度計(国内正規品)|今回の温度実測に使用。PC周りの発熱チェックに1台あると捗ります
- SanDisk Extreme ポータブルSSD V2 1TB(SDSSDE61)|今回買ったE60の現行後継モデル。新品派はこちら(ただし記事執筆時点は高騰中)
- SanDisk Extreme ポータブルSSD V2 2TB(SDSSDE61)|使用量900GB超なら2TBを。価格が落ち着く2028年頃まで待つのも手です
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